障害のリハビリテーション

記憶障害リハビリテーション

まず記憶障害とは、記憶機能の記銘で覚え込み、保持で維持し、追想によって思い出すという3つの機能が、何ら理由で上手く働かない状態をいいます。記憶障害は、主に記銘の障害と、追想の障害があります。

記銘力障害は、新しく物事を覚え込むことが出来ない障害で、一般にも疲労が蓄積している人は、記銘力が落ちています。よく見られる生理的原因として、疲労以外に加齢に伴う記銘力の低下があります。病的原因としては、意識障害や認知症の際にみられ、精神障害でも、注意力などが損なわれているときに、記銘力の障害が生じます。

追想の障害には、てんかんの状態の時などに見られる記憶増進や、統合失調症や精神障害で見られる記憶錯誤があります。

一般人でも覚えていることが思い出せないど忘れという記憶減退があります。病的に、物事が全く思い出せないことを健忘と言い、意識障害の際によく見られます。これら記憶障害の原因は、脳機能の障害がかんがえられ、統合失調症やうつ病などの精神障害等でも見られます。

記憶障害のリハビリテーションでは、反復訓練、環境調整、内的記憶戦略法が主に行われます。記憶障害があると、日常的な行動が出来なくなることが多いので、日課表などをつくり、実行したらチェックする訓練を行います。また、時計を見る習慣をつけ、どの位時間が経ったかをチェックし、行動予定をこなせるようにします。

また、思いついたこと、聞いた事など経験をメモする習慣も身につける必要があります。これらのリハビリテーションは、家族やリハビリテーションスタッフが協力し、患者一人で実行できることを増やしていくことが大切です。