症状別のリハビリテーション

脊髄損傷リハビリテーション

脊髄損傷とは、脊髄に何らかの障害がおきて、四肢などに麻痺がおきてしまいます。脊髄損傷が起こる原因は、交通事故や転倒で生じる場合や、スポーツの外傷以外に、病気といった非外傷性が原因の場合があります。

日本の脊髄損傷は、20歳代の時と60歳代の時の二回ピークがあり、特に、高齢者に多く見られる疾患です。障害は、障害部位による場合と、程度によって大きく2つに分けることが出来ます。

障害部位は、首部分では四肢麻痺、胸以下の障害は対麻痺といいます。障害の程度で、完全麻痺と不全麻痺に分ける事が出来ます。

完全麻痺の場合、肛門皮膚や粘膜移行部の感覚と、全身の運動機能が消失しています。また、不全麻痺では肛門皮膚や粘膜移行部の感覚は残存していす。完全麻痺で、機能改善を行うことは、手術療法やリハビリテーションでは期待できません。しかし、不全麻痺の場合は、長期にわたってリハビリテーションを継続して行った場合に改善する可能性があります。

また、随伴症や合併症を伴う場合があり、リハビリテーションで予防を行うことが大切です。リハビリテーションは、早期に予後予測をたて行う必要があります。急性期では、合併症を予防してリハビリテーションを行います。四肢麻痺の場合は、後遺症として呼吸困難に陥る事が多く、呼吸訓練を積極的に行っていきます。

麻痺の全身状態が安定してくると、車椅子の操作方法や、歩行器を用いた歩行訓練を行っていきます。また、排尿、などの日常生活の動作も、自己管理をするために行います。