症状別のリハビリテーション

失語症のリハビリテーション

失語症者は、右半身麻痺の合併症を持っている事が多いです。左脳にある言語領域に障害が起こると、話す事以外に、聞く事や読むこと、また書くことが困難になり、計算することにも障害が生じます。

つまり、失語症は大脳が損傷する事によって生じる後天的な言語機能障害で、大脳の言語をつかさどる言語領域が脳卒中などで傷つき、他に知的障害が見られないのに人の言うことが理解できなくなったり、自分の思っているように話せなかったり、何が書いてあるのか理解できなくなるなどの状態になります。

失語症に対するリハビリテーションは、聞く事で物事を理解する力を改善する為に、絵やカードを用いて、文章を聞き質問に答えるリハビリテーションを行います。また、単語を覚える訓練では、絵カードを使用して、指示された単語を覚えて、対応するカードを選択するリハビリテーションが行われます。

また、話す力を改善するリハビリテーションでは、カードを見て物体の名前を言う訓練や、カードに書かれたものから連想される単語をいう訓練、短い文を言う事や、情景画の説明やテーマについて話すリハビリテーションを行います。また、プリントを使用して、文字の書きとりのリハビリテーションも行います。

特に、重度の失語症患者は、絵やジェスチャーで、意志の疎通を図るリハビリテーションを行い、言葉以外に意志を伝える方法をリハビリテーションします。